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御霊代厳かに春宮へ 諏訪大社下社で春の遷座祭
2026年2月2日
諏訪大社下社の春の遷座祭は1日、下諏訪町内で行われた。諏訪大社神職や大総代、ことしの御頭郷茅野市ちの・宮川地区の氏子ら約200人が長い行列を作り、昨年8月1日の夏の遷座祭以降、秋宮に祭られていた御霊代(みたましろ)を春宮へと遷(うつ)し、無事安置した。
秋宮で出御の儀などの神事を執り行った後、行列を仕立てて出発。大社通り、友之町、魁町を経て大門通りへ入り、春宮前の下馬橋を御霊代を乗せたみこしだけが渡って、境内に到着。春宮では、春一番に芽吹く神聖な木とされるカワヤナギの枝先を用いた楊柳(ようりゅう)の玉串を神前に供えて、入御の儀を行った。
下諏訪町内各区氏子会役員らが白丁姿になり、薙鎌や白旗、錦の御旗、御霊代を納めたみこし、大御正台(おおみしょうだい)などを
担いで奉仕。ちょうど日曜日と重なり、沿道は大勢の氏子や見物客でにぎわい、夏の遷座祭「お舟祭り」とは異なり、静かに進む行列の様子を見守った。京都府から訪れたという家族は「珍しい神事に立ち会えて幸運だった。ことしは良いことが起こる予感がする」などと笑顔を見せていた。
下社遷座祭は、春宮と秋宮の間で半年ごと御霊代を遷す特殊神事。春の遷座祭は立春前に、田畑の神を里へ迎える原始的な農耕儀式が変化したとの民俗学的な解釈もある。厳かに行列を仕立てる様子から「こっそり祭り」とも呼ばれ、他の神社にはほとんど例がないとされている。
(写真は、氏子らが見守る中を春宮へと進む御霊代を乗せたみこし)
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