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製造業の技術に触れる 岡谷で「ものづくりフェア」

2026年2月1日


 ものづくりの魅力を子どもたちに伝え、将来の製造業を担う人材育成につなげる「ものづくりフェア2026」(実行委員会主催)が31日、テクノプラザおかやなど岡谷市内6会場で開かれた。ワークショップ(WS)は全24企画で、事前予約制の15企画には定員の1.5倍を超える約700人が応募。市内外から訪れた家族連れらが企業・団体の技術に触れた。
  メイン会場のテクノプラザおかやには市内17社・団体が出展。世界最小というベルトコンベヤーの組み立て体験や、ペン型3Dプリンターを使った熱帯魚の模型作り、エンジン組み立てなど多彩な企画が集まった。当日参加できるバルーンロケット作り、備長炭での電池作りも好評で順番待ちの列が長く伸びた。
 LEDライト付きのスマートフォンスタンド作りでは、親子がアルマイト処理、タップ加工とねじ締め、ゴム型抜きなど、市内6企業の加工技術を体験しながら製作。完成までの工程にそれぞれの技術が投入されていると知り、驚きの声を上げていた。諏訪市から母親、曽祖母と訪れた女児(5)は、黒の本体を色とりどりのゴムで装飾し「完成してうれしい。家で飾りたい」と話し、妹(4)も「楽しかった」と笑顔を見せていた。
 スマホスタンドの母材加工を担当した平出精密(本社・今井)の齊藤伊敏社長室長は「ゼロから組み立てる経験を通じて、ものづくりの楽しさを知ってくれたのでは。地元企業の魅力も実感してもらえたら」と期待していた。
 このほか、イルフプラザ、岡谷美術考古館、岡谷蚕糸博物館、イルフ童画館、横河計器製作所(長地小萩)でもWSがあり、各会場を巡る人の姿が見られた。
(写真は、スマホスタンドの組み立てを楽しむ子どもたち=テクノプラザおかやで)