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「御神渡り観察」全面結氷続く 「氷斧」の音に安堵
2026年1月28日
湖面が凍ってせり上がる「御神渡り」の観察が続く諏訪湖は27日、前日に続いて全面結氷。厚さを増した氷に、御神渡りの認定と神事をつかさどる八剱神社(同市小和田)の関係者は、一様に安堵(あんど)と期待の表情を浮かべた。宮坂清宮司(75)は「2日続けて全面結氷を口にできてうれしい。透明度の高い氷がこのまま厚くなっていけば。28日の観察が楽しみ」と満面の笑みを見せた。
「小寒」の観察開始から23日目。めどとする2月4日(水)の「立春」まで10日を切り、終盤に突入した。午前6時半の現地の気温は氷点下6.3度、水温は1.7度。風がない晴天だった。
見渡す限り広がる氷に、この日は凍った湖面を割る際に使う「氷斧(こおりよき)」の出番。観察総代の伊藤武志さん(60)が振るうと「ガツ、ガツ」と音を立て、岬左湾と河口側の氷を三角形に切り出した。左湾の氷の厚さは前日より28ミリ増の34ミリ、河口側は20ミリ増の28ミリに成長した。
伊藤さんは「薄いと思うように割れないが、厚さもあって思い通りの大きさに割ることができた。河口側は『ガチ』とした硬い感触。割るのが疲れるくらいの厚さになり、次は湖上に立って斧を振るいたい」と目を細めた。
宮坂宮司はかつて、初島周辺でスケートをしてから小学校に登校するのが日常だった昭和年ころの昔に思いをはせながら「今までの経験からして氷点下7〜10度になってくると一晩で(氷の厚さは)2、3センチ、3日続くと10センチになっていく。小休止して再び寒波が来て15センチになり、立派な亀裂と盛り上がりができる。言うのは簡単だが、応えてくれるかはこれから次第。きっと氷は応えてくれるはず」と期待した。
(写真は、全面結氷した湖面を氷斧で割る観察総代の伊藤さん)
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