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伝統の「大文字」へ準備 箕輪町の北小河内漆戸常会

2026年1月7日


 箕輪町北小河内の漆戸常会は、小正月伝統の「大文字」を11日(日)午前8時から漆戸のつじに建てる。4日に約40人が常会の集会所に集まり、さおに飾る色とりどりの花や紙垂(しで)などを作って当日に備えた。
 五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願って江戸時代から続く行事で、町無形民俗文化財に指定されている。長さ約10メートルのさおの先端に太陽を模した赤い丸板、その下に松や花飾りなどを付けて建てる。1週間後に倒して飾りを持ち帰り、各戸の玄関や軒先に供える。
 飾り作りには子どもから大人までが参加し、カラフルな折り紙で作った大中小の花を3個ずつ取り付けた竹の棒120本のほか、空、風、火、水、地を表す5色の紙垂などを仕上げた。
 大文字は大出区の上(わで)組にも伝わっていたが、昨年、会員の負担が大きいことなどを理由に廃止されたため、町内では39戸で構成する漆戸常会が唯一となる。常会長は「子どもが少なくなり継承は難しくなっているが、行事を通して人とのつながりも大切にし、大事な伝統を守っていきたい」と話した。
(写真は、花飾りを作る漆戸常会の住民ら)