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8季ぶりの出現願い 諏訪湖で「御神渡り」観察始まる
2026年1月6日
二十四節気の一つ「小寒」を迎えた5日早朝、凍った諏訪湖面が割れ、せり上がる現象「御神渡り」の今季の観察が舟渡川河口(諏訪市豊田)で始まった。記録や認定、拝観の神事をつかさどる八剱神社(同市小和田)の宮坂清宮司(75)は「きょうから30日間は勝負」と気合を入れて臨み、氏子総代21人と共に穏やかな波が寄せる初日の湖面を眺めながら、8季ぶりの出現に願いを込めた。
観察記録が残る1443(嘉吉3)年に始まり584年目。同日午前6時半ころの現地の気温は、氷点下1度。岬付近の水温は2.6度、風速1メートルで薄氷は見られなかったものの、西岸の低木にスズランのように連なった水玉状のしぶき氷が付着していた。
宮坂宮司は観察後のあいさつで、584年にわたり先人が記録してきた尊さに触れつつ、「諏訪の地では諏訪湖という大きな存在が生活の中にも、いろいろな形で示唆を与えてくださっている。しっかりと観察していきたい」と所感を述べた。
観察は「立春」の2月4日(水)ころまでの約1カ月間、続ける。任期3年の2年目となった氏子総代の岡崎広幸大総代(64)=諏訪市=は「地球規模で温暖化が叫ばれているが、先人の残した(湖上)御渡注進録に日々観察し、粛々と記していきたい。御神渡りができるできないはともかく、ここに集う意味も考え、諏訪湖の声を聞きながら、湖と対話ができるような観察にしたい」と話した。
(写真は、水温などを計測する宮坂宮司ら)
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