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交流進める地域を知って  下諏訪町公式ユーチューブでテルニ市からの動画公開

2025年12月28日


 下諏訪町は、宮坂徹町長などが9、10両月に訪れたイタリアのウンブリア州テルニ市から届いた同州の紹介動画を、動画共有サイト「ユーチューブ」の町公式チャンネルで公開している。訪問時に町、同市の相互に自治体や観光、産業に関する情報を共有することを確認し合い、送られてきた。今後交流を進める地域を町民らに知ってもらう。
 イタリアとの交流は、2021年に同国ローイング(ボート)競技代表団が、町漕艇場で東京五輪の事前合宿した縁を継承しようと模索してきた。宮坂町長はボートや観光、産業面などで自治体間や民間同士の交流を検討するため、規模や環境が似ているという同市とロンバルディア州バレーゼ市を訪問。これを機に交流が始まりつつある。
 テルニ市は、人口10万人程度の鉄鋼業を中心に発展した工業都市。ボート競技のナショナルトレーニングセンターが整備されたピエディルコ湖、中小企業を中心とした産業構造があり、諏訪地域と似た特色があるという。
 動画では、同湖や建物が立ち並ぶ同市の街並み、近郊にあるマルモレの滝、さまざまな教会や祭事の様子などが紹介されている。空撮された映像が多く、山々の緑に都市が囲まれている様子や、石造りの建物が傾斜に連なる風景なども映し出されている。町でも、観光PR動画を両市に送る準備をしている。
 同国の訪問以降、町は現地の日本機関とやり取りを続けて情報を集めているほか、16日には宮坂町長らが同国大使館を訪ね、両市との関係構築などへ協力を仰いだ。県ローイング協会もバレーゼ市の同競技クラブとオンライン会議を始めており、若者同士がつながれる機会づくりを協議しているという。
 来年は日本とイタリアの国交樹立160周年を迎え、町は「町内でイタリアを町民に紹介し、文化などが感じられる取り組みを検討したい」と展望。2028(令和10)年の諏訪大社御柱祭に同国から人を招待することを目標に据え、「訪問先やそこからつながる関係性の基礎を固めたい。交流を進展させるためにもできることを進めたい」としている。(写真は、公開している動画で映し出されるテルニ市の風景)