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辰野町にサンタが自転車でやって来た

2025年12月26日


　辰野町内でクリスマスの25日、仮装をして自転車に乗り、希望者にプレゼントを届ける「サンタライド」があった。町内外の自転車愛好家や子どもら19人が参加。サンタクロースやトナカイなどの衣装を着て装飾した自転車にまたがり、贈り物を待つ町民の元を訪れた。
　自転車愛好家らの交流拠点「グラバイステーション」（下辰野）が昨年に続いて企画。参加者たちは下辰野商店街の同拠点で仮装や自転車の装飾を済ませ、自転車冒険家でもある小口良平代表(45)を先頭に列を作って出発。約10㌔を走り、依頼を受けた家庭の住宅や宮木の聖ヨゼフ幼稚園など市街地を中心とした７カ所を巡った。
　１件目の送り先は、下辰野の美容院「ソイル」。到着すると「メリークリスマス」と声をそろえ、オーナー(44)と娘(９)にプレゼントの菓子を手渡した。一緒に記念写真も撮り、近づく新年に向け「良いお年を」と言い、次の依頼先に向かった。
　親子は昨年、プレゼントを届ける側としてサンタライドに参加したが、今回は受け取る側となった。娘は「たくさんのサンタに会え、受け取る側もうれしい。良い思い出になった」と話した。
　サンタライドは自転車の魅力の発信や自転車を使った交流人口の増加などが狙い。町内外で行っており、町内での開催は３回目となる。小口代表は「手を振ってくれる通行人もいてやって良かった。今後も開催したい」としていた。
（写真は、サンタクロースやトナカイの仮装をして自転車に乗り、依頼先に向かって走る参加者）