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ゲレンデにシュプール 伊那スキーリゾート今季営業開始
2025年12月21日
伊那市西春近のスキー場「伊那スキーリゾート」が20日、今季の営業を始めた。朝晩の気温が下がらず、人工降雪機を思うように稼働できなかったといい、滑走できるコースを制限してオープン。それでも、待ちわびたスキーヤーやスノーボーダーが続々と訪れ、ゲレンデにシュプールを描いて楽しんだ。
開放したのは、ゲレンデの中腹付近から滑ることができる「ドリームコース」と、そりを楽しんだり、滑走の練習をしたりする「そりゲレンデ」。スキーヤーらはリフトやベルトコンベヤーに乗ると、雪の感触を確かめるように大きな弧を描いて滑り、雪のしぶきを上げた。
この日は雨が降り、ゲレンデには霧が立ち込める悪天候だった。父親と訪れた小学生は「天気が悪いけれど、(今季)初めてだから楽しい。上手に滑れるようになりたいから、たくさん来る」と話し、スノーボードを満喫していた。
ゲレンデ造りは3日に始めた。今後も気温を見ながら人工降雪機を動かし、今月末をめどに全面滑走できるようにする。スキー場の運営会社の担当者は「雨も降り、ゲレンデは水分が多い『しゃば雪』。いいコンディションではない。冷え込みに期待しつつ、整備していく」とした。
今季はゲレンデに隣接する「室内キッズパーク」をリニューアルし、子ども用の遊具を増やした。フロントがある「センターハウス」の売店は、子どもたちから人気という駄菓子コーナーの拡充などをした。より子どもたちが楽しめる環境に近づけ、親子の来場を促す。
3月22日(日)までの予定。平日は9時〜午後4時、土日曜日祝日は午前8時半〜午後5時。毎日、ナイター営業もする。昼間の一日リフト券は高校生以上4900円。年齢によって異なる。室内キッズパークは別途料金が必要。スキー板やウエアなどのレンタルにも応じる。
問い合わせは同スキー場(電0265・73・8855)へ。(写真はゲレンデを滑るスキーヤーやスノーボーダー)
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