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筆致に宿る精進の成果 平福寺で日限地蔵尊学生書道展が開幕
2025年11月22日
岡谷市長地柴宮の平福寺おひぎりさま会館で21日、第37回「日限地蔵尊学生書道展」が始まった。最高賞に当たる「弘法大師賞」を受けた酒井彩音さん(長野西高校2年)の作品をはじめ、児童生徒が寄せた渾身(こんしん)の一枚を一堂に並べ、来場者に精進の成果を紹介する。24日(月=振替休日)まで。
平福寺・日限地蔵尊書道会が主催し、市民新聞グループなどが後援。書道を通じて次代を担う青少年の健全育成を図ることを目的に毎年、作品を募る。少子化ながら諏訪、上伊那地域を中心に、県内外から前回より100点ほど多い1103点が集まり、審査を経て特別賞30点、特選35点、金賞366点、銀賞371点、銅賞301点が決まった。
課題は自由のため、会場にはそれぞれが決めたテーマに基づく作品がずらり—。「挑戦」「努力」など作者の決意が読み取れるものや、季節感を込めた作品、ことしの世相を反映して「万国博覧会」などとしたためられた一枚もある。
書道会の名誉会長でもある同寺の小林崇仁住職は「前回よりも多くの作品が集まり、どれも力作ばかり」と感謝するとともに、「子どもたちには、書に打ち込むことでいろいろなものを学んでほしい。児童生徒の励みにもなるので、多くの方に足を運んでもらえたら」と話す。
入場無料で午前9時〜午後5時。23日(日=祝日)午後1時からは、同寺で表彰式。交流サイト「フェイスブック」の同寺公式アカウントを使った、作品の「ウェブ展示」も併せて行っている。
(写真は、児童生徒の力作が並ぶ会場)
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