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「介護予防の曲」完成 上伊那の歴史・風土を歌詞に4町村分
2025年11月18日
上伊那地域の歴史や風土などにちなんだ歌詞を織り交ぜ、介護予防に役立てるオリジナル曲の辰野、箕輪、南箕輪、宮田の4町村分が完成し、記念イベントが4町村で開かれている。地域住民が参加し、曲に合わせて体を動かして音楽レクリエーションを体験。地元の魅力を再確認しながら汗を流している。
作ったのは、宮田村内で地域住民の介護予防に取り組む「宮田ロマンス塾実行委員会」。歌手で、音楽療法士や介護福祉士などの資格を持つ春日くに子さん(伊那市)の「人生100年まつり旅」の歌詞を、4町村ごとにアレンジした。いずれも約5分。曲に合わせた運動を紹介するDVDも用意した。
南箕輪村分の完成記念イベントは16日、村の温泉施設「大芝の湯」で開き、約30人が参加した。同村観光名所の「大芝高原」や「経ケ岳」、盆の伝統行事「振りまんど」、秋季恒例の「イルミネーションフェスティバル」などを組み込んだ曲を歌ったり、春日さんや春日さんの仲間の振りを手本にして踊ったりした。
辰野町分の記念イベントは28日(金)午後2時から赤羽区民センター、箕輪町分は29日(土)午後2時から町地域交流センター、宮田村分は30日(日)午後2時半から村民会館で開く。いずれも入場無料。実行委はイベントを通じて地域への普及と介護予防を図りたい考えで、来場を呼びかける。
実行委は県の補助金を受け、昨年度に宮田村分、本年度に辰野町、箕輪町、南箕輪村分の曲とDVDを作った。来年度は指導者を育成しながら更に普及させていく方針。木下彰訓会長(46)は「体を動かすことで身体機能の向上、歌って口腔(こうくう)ケアができる。介護予防の裾野を広げていければ」と話していた。(写真は曲に合わせて踊る参加者=16日、大芝の湯で)
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