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「温泉むすめ」とコラボ地酒発売  きょうから諏訪五蔵の店頭限定で

2025年10月31日


 諏訪市内の酒蔵5軒でつくる「諏訪五蔵」と諏訪観光協会はきょう31日から、全国の温泉地で展開されるプロジェクト「温泉むすめ」のキャラクター「上諏訪雫音(しずね)」の等身大パネルの展示を各酒蔵で始める。それぞれに異なるデザインで、同様の絵柄をラベルにあしらった日本酒も各店限定で発売。同協会の横地剛専務理事は「全国から諏訪に訪れる観光客が増えれば」と期待する。
 同プロジェクトは、エンバウンド(東京都)が手がける。同協会も参画し、昨年12月から市内観光施設で上諏訪雫音のパネル展示やグッズ販売を展開してきた。
 今回は、五蔵を巡りながら地酒を楽しんでもらおうと企画し、各蔵の特徴を取り入れたデザインを依頼。関係者によると、舞姫は、ラベルに採用することが多い「扇」がモチーフ。麗人酒造は、艶やかなイメージで着物を瓶の色に合わせた。酒ぬのや本金酒造は、地域産の米を使用していることから農作業着で稲穂を持つ姿。伊東酒造は花火を見上げながら酒を飲む姿、宮坂醸造はしっとりとした着物姿で商品「真澄」を手にする。
 企画をまとめた麗人酒造の小口雅史部長は「酒は大人しか飲めないが、パネルは家族連れが楽しめるフォトスポットにもなる。観光周遊、情報発信する場になれば」と話す。
 いずれも容量は300ミリリットルで、価格は990円〜1210円(税込み)。問い合わせは同協会事務局(電0266・52・2111)へ。
 (写真は、上諏訪雫音のパネルと日本酒を手にする諏訪五蔵の担当者)