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写真の世界に引き込む 「二科会」公募展2日まで茅野で

2025年10月30日


 美術団体「二科会」写真部長野支部の第31回公募展(市民新聞グループなど後援)が29日、茅野市民館で始まった。入賞、入選47点をはじめ、第73回二科会写真部展の入賞入選作品、会員・会友の秀作を合わせた計78点が、来場者を写真の世界に引き込んでいる。11月2日(日)まで。
 写真文化の振興を目的に、広く一般から作品を公募。286点が集まり、6月に本会名誉会員の蜂須賀秀紀さんが審査して入賞24点、入選23点を決めた。
 被写体は風景や植物、人物などさまざま。朝霧に煙る山脈や桜が咲き誇る湖の風景、子どもの何気ない表情や迫力ある祭りの一場面を切り取ったスナップなど、バラエティーに富んだ意欲作が楽しめる。最高賞「長野二科賞」に輝いた佐々木雅江さん(原村)の作品をはじめ、女性の視点や感性で捉えた写真も多く選ばれたという。
 林部正彦支部長(長野市)は「プリントされた写真は、スマホで見るデジタル写真とは違った良さがある。展示会場で並ぶ作品を見比べる面白さもある」と話す。
 入場無料。午前9時〜午後6時(最終日は4時半)。(写真は入賞、入選作品が並ぶ会場)