NEWS

箕輪町役場庁舎周辺整備事業 「ソーラーウィーク大賞」で優秀賞

2025年10月25日


 箕輪町の役場庁舎周辺整備事業などが、一般社団法人太陽光発電協会が主催する本年度の「ソーラーウィーク大賞」で優秀賞を受賞する。地域に貢献し、模範となる太陽光発電の普及拡大の取り組みなどを表彰するもので、町は、共同事業者の八十二リンクナガノ(長野市)、ICT伊那みらいでんき(伊那市)と共に初めて選ばれた。表彰式は11月5日(水)に東京都で行われる。
 2023年に創設され、本年度は30以上の団体から応募があった。審査は、学識経験者などが▽地域振興への貢献度(住民1人当たりの効果)▽地域住民からの理解や支持を得るための創意工夫、取り組み▽波及効果、先進性—など五つの項目に沿って実施された。
 町が応募したのは、本年度竣工(しゅんこう)した庁舎北側ソーラーカーポートなどの役場周辺施設整備事業をはじめ、5、6月に開催した「気候町民会議inみのわ」や7月の「地球・環境・未来フェスinみのわ」などに関する取り組み。詳細な受賞理由は表彰式で公表されるが、町は「特別委員会を設置して町民や事業者と共にゼロカーボン推進のための計画の検討を進め、施設完成に至ったプロセスや、町民の理解を深めるイベントや会議の開催などが総合的に評価を受けた」とする。
 白鳥政徳町長は「CO2削減に向けた取り組みが地域に広がっていくためにも、自治体が率先して事業を行った。そうした部分を評価をされたとすればありがたい」と話し、川合昭総務課ゼロカーボン推進室長は「事業者や町民の皆さんとやってきたことが間違いではなかったのだと大変うれしく思う。ソーラーカーポートなどの施設には10以上の団体が視察に来ており、注目されていると感じる」と喜びを語った。
(写真は、4月に竣工した役場庁舎北側のソーラーカーポート)