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林道バスで紅葉楽しむ 「南アルプスクイーンライン」が好評
2025年10月16日
南アルプスの紅葉が始まり、麓にある伊那市の「戸台パーク」と北沢峠(標高2032メートル)を行き来する林道バス「南アルプスクイーンライン」の乗客が増えている。多い日は約600人が利用しており、秋の景色を楽しんでいる。
南アルプスクイーンラインは平日4便、休日5便の運行で、片道約1時間。運転手のガイドを聞き、車窓からは東駒ケ岳や鋸(のこぎり)岳、双児山などを見ることができる。
10日は山頂付近でシラカバやコナラ、カツラ、ナナカマドといった落葉樹が色づいていた。南アルプス林道バス営業所によると、今月末ごろが最盛期で、週末を中心に乗客は増えそう。
南アルプスクイーンラインの乗客は昨年度、5万7453人だった。本年度は10月9日時点で5万7776人。昨年度に比べて利用は好調だ。運行する市の担当者は「県外からの利用客が多い。南アルプスの紅葉を楽しんでもらいたい」としている。
運行は11月15日(土)までの予定。往復乗車券は2300円。伊那市民を対象に、戸台パーク内にある仙流荘の入浴券付きの特別セットプランを用意しており、2000円。
問い合わせは同営業所(電0265・98・2821)へ。
(写真は、林道バスに乗り込む客)