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保護猫活動に関心を きょうまで下諏訪でバザーとクラフト市

2025年10月13日


 諏訪地域で猫の保護活動をする住民有志とクラフト作家らでつくる「スワにゃおっちんぐ」のチャリティーバザーとクラフト市が12日、下諏訪町東赤砂の諏訪自動車会館Bu—bu(ブーブ)で始まった。2022年に発足してから初めて2日間の日程で開き、最大規模。多くの人が来場し、買い物などを楽しみながら保護活動に関心を寄せている。
 諏訪市を拠点に猫の保護や譲渡を主な活動とした「ちゃまにゃんず」を前身に、広く活動を発信しようと同年から下諏訪町でイベントを年2回開いている。10人ほどで発足したが徐々に輪を広げ、現在は諏訪湖周3市町を中心とした約30人が関わっている。
 今回はアクセサリーや雑貨、スイーツ、リラクセーションなど2日間で計35店がクラフト市に参加し、屋外では8台のキッチンカーが出店。バザーを含め、売り上げの全てや一部を保護猫の食料購入やワクチン接種、去勢や避妊の出術費などの活動費に充てる。
 会場では猫の譲渡会も開き、初日は18匹が来場。「ペットと防災」と題した講演会やトークショーも開催。保護された後に脳の障害が分かったが、愛嬌(あいきょう)ある性格で同団体の副隊長となった猫「ちろ」の物語のパネルシアターも初めてお披露目した。
 パネルシアターを見た下諏訪北小学校4年の児童(9)と、同1年の妹(6)は「ちろの人生や、猫のことが分かって良かった。猫が好きなので、いっぱいいるのも楽しかった」と話した。
 きょう13日は午前9時〜午後2時に開く。午前10時から同団体の活動紹介、10時半から里親のトークショー、11時からパネルシアター、午後1時から防災の講演を予定。問い合わせは実行委員会の田中さん(電090・7002・7218)へ。
(写真は、多くの人でにぎわうクラフト市)