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オレンジの光 夜空にふわり 箕輪町70周年でスカイランタン

2025年10月7日


 箕輪町は5日夜、町発足70周年記念事業「スカイランタン in minowa」を箕輪中学校グラウンドで開いた。町民など約300人がランタン約100基を打ち上げ、参加者や観客がオレンジ色の光が夜空に浮かぶ幻想的な景色を楽しんだ。
 町民から寄せられた記念事業のアイデアを基に企画。事前申し込みをした参加者は、高さ約45センチ、四方がそれぞれ約35センチの箱形のランタンを受け取ると、無病息災や世界平和、受験の合格祈願などの願い事を書き込んだり、好きな絵を描いたりして彩った。
 白鳥政徳町長は「皆さんの思い、ご家族の思い、そして町に対する思いを書いてもらったランタンを、『10年後、20年後に向けて頑張っていこう』との気持ちで上げてもらえたら」とあいさつした。
 LEDライトのスイッチを入れるなど準備が整うと、カウントダウンを合図に一斉に空へと浮かべた。ランタンにはそれぞれ7〜12メートルのひもがランダムに付けられているため高低差が生まれ、奥行きのある光の空間が広がった。家族や友人で参加したグループも多く、一面に広がるランタンを笑顔で眺め、交代で写真を撮るなどして記念に残していた。
 家族と参加した児童は「(ランタンには)お気に入りの絵を描いた。すごくきれいで楽しかった」と笑顔で話していた。
 会場や周辺には、レースやバルーンで飾り付けられたフォトスポットや飲食ブースも設けられ、大勢の来場者でにぎわっていた。
(写真は、約100基のランタンが浮かぶ会場)