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アサギマダラ優雅に 出早のフジバカマ畑今季も飛来

2025年10月7日


 フジバカマ約300株が植わる岡谷市長地出早の花畑にことしも、「旅するチョウ」として知られるアサギマダラが飛来している。薄ピンク色の花の間を、淡い水色をしたまだら模様の羽で舞い、優雅な姿を写真に収めようと訪れた人がカメラを向けている。
 諏訪湖を望む高台にある600平方メートル。2021年、休耕田の活用などを目的に、横川区民を中心に有志でつくる「横川里山の会」が栽培を始めた。
 同会によると、ことしは9月中旬に飛来を確認。19、20日ころは30匹ほどが飛んでいた。残暑の影響か、昨年より飛来数が少ないという。飛来した個体も暑さから逃れるため「茎と茎の間の日陰に隠れている。目を凝らすと(姿が)分かる」と久保寛男会長(82)=長地小萩=。ヒョウモンチョウなども観察できる。
 畑北側の花が植わっていない場所に6台ほどが駐車できる。同会は道路や近隣住宅の駐車場にとめないように呼びかけている。久保会長は「ぜひ車から降りて、じっくりと見て回って」と話す。
(写真は、飛来しているアサギマダラ)