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箕輪町「赤そばの里」で開場セレモニー 見頃は今月下旬に
2025年9月23日
箕輪町上古田区金原地籍にある「赤そばの里」で21日、オープニングセレモニーが開かれた。猛暑などの影響で5分咲きながら、4.2ヘクタールほどの里の一部は「高嶺ルビー」のピンクの花が咲き、じゅうたんを敷いたような景観。県内外から観光客が次々に詰めかけ、森の緑とのコントラストを楽しんだ。10月12日(日)まで開場する。
里を管理する住民有志の「古田の里赤そばの会」が、里の中腹にある広場でセレモニーを開催。白鳥政徳町長や地元町議、上古田区長、町観光協会長らが出席する中、押野光会長(74)が開場を宣言した。打ち上げ花火でシーズンの到来を祝い、「アルプホルン駒ケ根」による演奏が花を添えた。
駐車場には、関東や中京など県外ナンバーも目立った。来場者たちは散策したり、赤ソバ畑を背景に写真を撮ったりして、花見を満喫。農産物直売所や「そば処古田の里」もにぎわった。初めて訪れた東京都の男性は「山道を抜けてパッと広がる景色に感動した」と笑顔だった。
ことしで発足20年を迎える同会は、27日(土)と10月4日(土)にアルプホルンやオカリナ、ハーモニカ、大正琴などの団体による演奏会や野だてを振る舞う記念事業も計画する。入場無料で午前9時〜午後4時。約100台分の駐車場や身障者用を含むトイレを完備し、電動アシスト車椅子も3台用意する。
(写真は、アルプホルンの演奏などで開場を祝ったセレモニーの様子)