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個性さまざま50点ずらり 女流画家協会展の出品者5人
2025年9月19日
全国美術団体の女流画家協会が毎年公募で開く「女流画家協会展」に諏訪地域から出品している5人の女性が、初のグループ展「2025女流画家協会展諏訪地区出品者展」をきょう19日から岡谷市の岡谷美術考古館市民ギャラリーで開く。
5人は岡谷市の小口裕子さん、安藤泉さん、矢崎はる江さん、鮎澤美知さんと下諏訪町の山田美登里さん。グループ代表で同協会会友の小口さん(78)は「長い間、出品者は私一人だったが、5人に増えた。みんなで何かやりたいねと話して実現した」と話す。
会場にはサムホールから100号の大作まで1人が8〜10点、全体で約50点を展示。いずれも油彩やアクリル画で、女流画家協会展のほか県展や諏訪展、岡谷展などで入選した作品も多い。小口さんは「5人に個性があって同じような絵がない。それぞれの個性や表現方法の違いを楽しんでもらえれば」と、初のグループ展への思いを込めている。
女流画家協会展は女性画家の地位向上と新しい才能発掘を目的に、毎年全国公募で開いており、ことし6月に78回展が東京都美術館で開かれた。初のグループ展で幹事役を務めた山田さんは「女性で絵を描く人は多いが、大きな展覧会への出品はためらう人もいる。今回のグループ展が、自分も出品してみたいと思ってもらえる足掛かりになれば」と期待している。
22日(月)まで。入場無料。(写真は5人の個性が光る初のグループ展)