NEWS
お年寄り自然体で 23日まで写真展「寿齢讃歌」
2025年9月14日
お年寄りを被写体にした恒例の公募写真展「寿齢讃歌—人生のマエストロ—」が、茅野市民館で開かれている。20回目の今回も、これまでと同様に人生の達人であるお年寄りの姿を募集。全国から応募された計70点を飾る。23日(火=祝日)まで。
人生を積み重ねてきた高齢者を「人生のマエストロ」とたたえ、写真を通して映り込む人物の背景や物語を感じてもらう。今回は16都県から応募があり、半数ほどが県内から寄せられた。
被写体は、おおむね75歳以上が対象で、自宅や畑、田んぼ、観光地など撮影場所はさまざま。ひ孫を抱く姿や大好きな酒を飲む時の表情、誕生日を祝う場面など、何気ない日常を捉えた一枚一枚が並ぶ。
写真展を企画運営する市美術館サポーターの矢崎千加夫さん(77)=茅野市=は「スマートフォンの普及もあり、自然体で楽しい写真が増えた。印刷の質も上がっているので、元気なお年寄りの姿をぜひ見に来てほしい」と話している。
入場無料。午前9時半〜午後5時半。16日(火)は休館。同館では第11回から今展までの作品アーカイブサイトも公開している。
問い合わせは同館(電0266・82・8222)へ。
(写真は、お年寄りの何気ない日常を捉えた作品が並ぶ会場)