NEWS

諏訪湖祭湖上花火大会 迫力の音と光で魅了

2025年8月16日


 第77回諏訪湖祭湖上花火大会は15日、諏訪市の湖畔公園前で開催された。大会コンセプトに「轟(とどろき)と煌(きら)めき!『貴方(あなた)とともに諏訪湖の花火』」を掲げ、名物の水上スターマインなど迫力ある音と光で観客を魅了した。
 戦没者追悼と戦後復興を願い、1949年に始まった花火大会。ことしは過去最高の事業所協賛金約9700万円が集まり、24プログラムで夜空を焦がした。
 第1部は芸術性や独創性を審査するスターマイン競技を実施。花火と音響を組み合わせる「音楽スターマイン」の出品が認められ、県内外の9煙火店が技術とアイデアを競い合った。
 第2部は「美を求めて限りなき挑戦」と銘打ち、ミュージックスターマインなどを打ち上げた。諏訪湖の花火は「腹に響く」ともいわれ、音と光のショーに桟敷席から歓声が湧き起こった。
 諏訪観光協会はオフィシャルストアを総合本部テント横に開き、市公認キャラクター「諏訪姫」を活用した新しい公式グッズを数量限定で試験販売した。
 諏訪湖の花火という地域ブランドの再構築を図ろうと開発した新作グッズ。水上スターマインとキャラクターを描いたタオルや手拭い、「推し活グッズ」として人気のアクリルスタンドなどを用意。花火と高島城をモチーフにした「ご当地マンホール」のキーホルダーも並べた。
 塩尻市の50歳代女性は「昔のデザインの手拭いを買ったことがあるので、久々に新作が手に入って良かった。手拭い好きとしては、飾っておくのもいいと思う」と話していた。(写真は開幕を飾ったオープニング大スターマイン)