NEWS

夏の夜空に万雷響く 岡谷太鼓まつり始まる

2025年8月14日


 盆の岡谷を彩る市民祭、第56回「岡谷太鼓まつり」が13日、本会場のイルフプラザ平面駐車場などで開幕した。初日は祭りの代名詞ともいえる岡谷太鼓保存会の「揃(そろ)い打ち」、踊りパレードの「MINAKOIわっさか」など多彩な企画が中心市街地で繰り広げられ、市内外からの来場者を魅了した。
 昨年、従前の「子ども・長持・みこしパレード」から独立させ、初日に移した長持パレード「NAGAMOCHIドッコイ」が今回も先陣を切って景気づけ。本会場で行った出発式では全連が一斉に担いで「ギーコン」と独特な音を響かせ、そのまま周辺を練った。
 イルフプラザの童画館通り側出入り口に、舞台を特設する市民参加型ステージ「ふれあい広場」では市民や観光客も体験教室で太鼓に触れたほか、姉妹都市の米国マウント・プレザント市から訪れている高校生の演奏、ジャンルを問わないさまざまな団体が日頃の活動の成果を発表した。
 間口60メートルの「メーンステージ」は、第50回記念の祭り(2019年)で初披露された揃い打ちの鼓曲「脈々」の歓迎演奏でスタート。MINAKOIわっさかの踊り手とのコラボレーション、6月の「世界和太鼓打ち比べコンテスト」の入賞者によるプログラム、企画ステージなど、打ち手による万雷の響きが会場を震わせた。
 きょう14日も引き続き太鼓演奏やMINAKOIわっさか、ふれあい広場などの企画が行われる。
 (写真は、会場を震わせる岡谷太鼓保存会の「揃(そろ)い打ち」)