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八ケ岳ガーデンプロジェクト 八農遊休農地で花々最盛期
2025年8月13日
原村、茅野市にまたがる八ケ岳農業大学校敷地内の遊休農地を花畑にする「八ケ岳ガーデンプロジェクト」で、花々の開花が最盛期を迎えている。八ケ岳を背にする県道富士見原茅野線(通称・鉢巻道路)沿いの敷地は、20種類以上の花がストライプ状の景観を織り成す「カラーズ」をはじめ、サルビアも一帯を赤く染め、来園者を癒やしている。
267ヘクタールある広大な農場キャンパスのうち、約10ヘクタールを活用した学校再建、地域振興、観光客誘致、景観形成につなげるプロジェクト。
カラーズはコキア、マリーゴールド、ガーベナ、ジニア、ガウラなどが彩り、花の匂いに誘われてモンシロチョウ、アゲハチョウが乱舞。約2ヘクタールに広がるサルビアは株が大きく育ち、濃紅色の唇形の花が赤いじゅうたんを敷き詰めたような光景を見せる。
来園者は、色とりどりの景色に「きれい」「すごい」とうっとり。初めて来園した同村の女性(41)と母親(68)は「地元にこんな場所ができてうれしい。花の濃い色が青空に映えてきれい」「今までになかった花畑。これを切っかけに地域に人が集まり、原村と学校の良さが広がったら」と話した。
入園無料。開園時間は午前8時〜午後5時。一般開放は9月28日(日)まで。荒天の場合は休園する。無料でカラフルな日傘を貸し出すほか、全景を一望できる軽トラック荷台を活用したフォトスポットも設置する。
(写真は、色とりどりのカラーズとサルビアが咲き誇る「八ケ岳ガーデンプロジェクト」)