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下諏訪町のおいでや時計工房「儀象堂」 機械式腕時計のモデル更新
2025年8月10日
下諏訪町の観光施設「しもすわ今昔館おいでや」では、同館の時計工房「儀象堂」で組み立て体験ができる機械式腕時計のモデルを更新した。アンティーク調のデザインを強調し、愛好者の利用を呼びかけている。
従来モデルより一回り大きいケースサイズ(45.5ミリ×40.5ミリ)にしたほか、儀象堂のマークが入る文字盤(濃紺)のインデックスを、アラビア数字からバーに変更。文字盤の一部をくり抜いて、内部の機械が見える「オープン・ハート」も、心臓部「テンプ」の動きが良く見える位置に移した。
機械式腕時計の組み立て体験は、人気プログラムの一つで、同館によると年間100人以上の利用があるという。セイコーエプソンOBの技師がマンツーマンで指導し、機械の仕組みを学びながら、歯車を組み合わせて時を刻むムーブメントを一から組み立てて、完成した時計を持ち帰ってもらう。ベルトは新モデルから、革と金属の2種類が付く。
体験は22日(金)から来年3月末まで、土・日曜日限定で18歳以上を対象に行う。午前9時集合で完成までに6時間ほどかかる。料金は9万5000円(税込み)。時計代のほか、入館料と同館近くの店で食事ができる「万治の食べ歩きチケット」代を含む。1日最大2人まで。初日の22日など、既に定員に達した日もある。機械式時計専用ホームページ(https://gishodo.watch)から希望日の2週間前までに予約する。
同館では「鋼のエネルギーが開放され、秒を刻む機械の動きが見える。一生ものの時計を、自分の手でぜひ組み立ててみませんか」と話している。問い合わせは同館(電0266・27・0001)へ。(写真は機械の組み立てが体験できる新モデル)