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諏訪大社下社秋宮夏詣始まる 特設舞台で連夜催しも
2025年8月9日
諏訪大社下社秋宮で7日から、猛暑を避けて夜の参拝を楽しんでもらう「夏詣(なつもうで)」が始まった。境内や千尋池など社地全体を色とりどりにライトアップ。幻想的に浮かび上がった神楽殿前には舞台が特設され、涼を求めて訪れた参拝者が太鼓演奏に聞き入った。14日(木)まで。 2022年に始まり4回目。薄暗くなり始めた頃から参拝者が目立ち始め、諏訪湖に打ち上がる花火がデザインされた無料頒布のうちわを受け取った家族連れやカップルなどが、階段にろうそくが並べられた拝殿で参拝したり、ライトアップで幻想的な雰囲気になった境内を散策したりした。
神楽殿前の特設舞台では、諏訪神太鼓保存会(下諏訪町)が勇壮な太鼓演奏を披露。社務所前には透明なアクリル製台紙に「諏訪大社」の文字と金魚、アサガオ、水風船、花火を描いた4種の限定御朱印などを求めて列ができた。水風船、かき氷、スイカなどをかたどった特製おみくじを、ヨーヨー釣りの要領で釣るくじ引きも人気を集めた。
町内から訪れた歳代女性は「境内は風が涼しくて別天地のよう。ライトアップや演奏も楽しめるので、帰省する家族を誘ってまた来たい」と笑顔を見せていた。
ライトアップは期間中の午後6時半から9時半まで。特設舞台では連夜、午後7時からクリスタルボウルや吹奏楽などの演奏、神楽の奉納などがある。秋宮近くの「門前ひろば食祭館」駐車場では10日(日)午後6時から盆踊りと縁日のイベント、「しもすわ今昔館おいでや」では10日まで午後6時半から入館料を半額にし、中庭にある大型天文時計装置「水運儀象台」をライトアップする。(写真は、ライトアップで浮かび上がった神楽殿前で太鼓演奏を楽しむ参拝者)