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諏訪大社下社秋宮「夏詣」あすから14日まで
2025年8月6日
諏訪大社は7日(木)から14日(木)まで、猛暑を避けて夜に参拝する「夏詣(なつもうで)」を下社秋宮で行う。午後6時半から9時半まで境内をライトアップ。昨年同様、神楽殿前に舞台を設けて、日替わりの特別イベントを連夜行う。秋宮近くの「門前ひろば食祭館」「しもすわ今昔館おいでや」でも、盆踊りやライトアップなどの連携事業を計画し、夜のまち歩きを促す。
夏詣は、一年の前半の無事に感謝し、残り半年間の平穏を祈る「夏越大祓(なごしのおおはらえ)」の一環として全国に広まり、諏訪大社では2022年から開いている。4年目のことしは、数分単位で色を変えて神楽殿や拝殿、御柱、新設した「絵馬回廊」のほか、八幡社、千尋池、専女(とうめ)の欅(けやき)など社地全体をライトアップ。境内の所々にボールライトを置いて、足元も照らし出す。参拝者には、諏訪湖の花火を描いた特製うちわを進呈。9時まで授与所を開いて神札やお守り、御朱印などを頒布する。
御朱印は、透明なアクリル製の台紙に「諏訪大社」の文字と金魚、アサガオ、水風船、花火を描いた4種類を、一つ500円の初穂料で限定授与。縁日を思わせる水風船、かき氷、スイカ、蚊取り豚などをかたどった特製おみくじ(初穂料300円)も用意。特製うちわと同じ絵柄で、諏訪湖の花火を描いた数量限定の御朱印帳(同2000円)も頒布する。
神楽殿前の舞台では、午後7時から太鼓や津軽三味線、クリスタルボウルの演奏、創作人形神楽、下諏訪向陽高校吹奏学部の奉納演奏、諏訪大社巫女(みこ)の神楽、東山田雅楽会の舞楽などを予定。大社では「涼しくなったころ、夜の参拝を楽しんでほしい」と話している。(写真は夏詣の参拝を呼びかける巫女や関係者)