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子育て交流拠点開設へ 母親3人らが来春開業目指す 空き店舗改修の資金募る 下諏訪町
2025年7月20日
下諏訪町で子育て中の母親たちが2026年、子育て交流拠点「暮らしのサードプレイスmimosa〜ミモザ〜」を緑町に開設する。親子や地域住民が交わる交流スペースと、助産師やセラピストの元で母親たちが休息を取ったり、悩みを打ち明けられたりする空間をそろえた複合施設を目指す。靴屋だった2階建ての空き店舗を改修するため、思いに賛同する人から資金を募るクラウドファンディングを行っている。
緑町で2023年、子連れで泊まれる1棟貸しの民泊とボディーケアサロンを開業した中山友香さん(34)=湯田町=が代表を務める。2児を育てる中山さんは北海道出身。第1子出産直後、夫の地元へ来たがコロナ禍となり、孤独を感じて思い悩むことがあった。
「ふらっと来ても誰かがいて、よもやま話ができて遊べる場所、産後ケア施設が欲しかった」と中山さん。民泊経営でほかにも孤独や不安を抱える母親がいると分かり、希望を実現しようと物件を買った。いずれも母親の産後ケアの普及を目指す助産師の茅野真梨奈さん(36)=東山田=、食事で健康をサポートしたいとする食品衛生責任者資格がある河西薫さん(39)=大門=と計画を進めている。
コンセプトは「母親が安心して自分らしく過ごせる拠点」。1階は乳幼児連れが地域や仲間と過ごせる交流ひろばとし、体に良い食事が取れるカフェ営業日も設ける。2階は相談型と通所型の産後ケア、もみほぐしやオイルマッサージなどを提供。託児や一時保育の用意も進めている。休日は、子連れでも泊まれる1棟貸しの宿泊施設とする。
これまで、SNS(交流サイト)などを通じて母親たちのニーズも集めた。3人は「お母さんたちの『あったらいいな』を実現する施設。子育てをしながらも、母親たちの『やりたい』が実現でき、体も心も健康になれる場所にしたい」と話している。
開業はミモザが象徴の花とされる「国際女性デー」の3月8日を目指す。耐震化など大規模な改修が必要だが、町の補助金や融資などでは資金が足りず、8月28日(木)までクラウドファンディングをする。詳細は専用サイトで確認する。(写真は、新たな拠点開設へ改修する空き店舗)