NEWS

荒汐部屋町力士に届け 名古屋場所初日をPVで下諏訪町から応援

2025年7月15日


 下諏訪町の荒汐部屋交流連携実行委員会は大相撲名古屋場所初日の13日、荒汐部屋(東京都)の力士たちの取組を観戦するパブリックビューイング(PV)を下諏訪商工会議所会館で開いた。地元、同部屋諏訪湖後援会の会員をはじめとするファンなど約30人が、応援グッズを手に観戦。大型スクリーンに向かって声をかけ、勝敗に一喜一憂しながら力士たちにエールを送った。
 同部屋が6月に行った合宿を縁に、合宿地からの応援を持続させようと初めて企画した。事務局の商議所職員が、実行委のロゴや「荒汐部屋」「必勝」などの文字を印刷したうちわを作り、関取たちの名前が書かれたタオルなど応援グッズを用意。十両以上が放送されるテレビ番組をスクリーンに映し出した。
 午後3時の開始と同時に十両の大青山関が登場し、集まった15人程度で早速応援ムードは高揚。惜しくも負けたが、奮闘に拍手が送られた。途中、開始前の取組結果が伝えられ、十両復帰とともに荒篤山関の勝利が報告されると盛大な拍手が湧いた。
 関脇若隆景関の取組で熱気は最高潮に。開始直前に「行け、行け、若隆景」との声が上がり、全員が手拍子や掛け声で応じた。「頑張れ」「大関になれよ」などの声がかかる中で取組は進み、白星を挙げるとタオルやガッツポーズを掲げて喜んだ。前頭筆頭の若元春関や横綱の取組を見守った後には、そろって部屋に向けたビデオレターを撮影した。
 富士見町から来た女性は「荒汐部屋が大好きで、合宿の稽古では力をもらえた。大勢で応援してみて、力を与えられる感じがした。最後まで諦めず、一番一番頑張ってほしい」と期待していた。
 実行委員長の小林秀年商議所会頭は「急な案内にもかかわらずたくさんの人に来てもらえ、みんなの心が一つになって応援できた。若隆景関の大関が狙える成績が見えてきたら、また土日のどこかでPVをやりたい。ぜひ皆さんにいい結果を残してほしい」と話した。(写真は、若隆景関の勝利に歓喜する参加者たち)