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地元作家の力作展示 高遠美術館 伊那谷6人展27日まで
2025年7月10日
伊那市の信州高遠美術館は、「伊那谷現代作家6人展」(本紙など市民新聞グループほか後援) を同館で開いている。上伊那地域の60〜80歳代の作家6人が描いた風景や花、人物など51点が並ぶ。
作家は、柴田久慶さん(駒ケ根市)、坂本勇さん(伊那市)、北原勝史さん(同)、村上忠志さん(辰野町)、丸山栄一さん(南箕輪村)、前田博さん(同)。6人は2013年から創作技術の向上を目指した作品展「信州創展」を開くなど交流してきた。伊那美術展や県展などの審査員や役員を歴任し、後進の指導もする。
6人はアクリルや油彩画など1人6〜9点の近作を出展。村上さんは2022年に制作した「空間の概念」(横227センチ、縦162センチ)キャンバスに麻の布やひもを組み合わせたミクストメディアなどを並べた。
同館学芸員の佐伯有香さんは「一人一人の個性が楽しめ、見応えある力作が並んだ。エネルギーあふれる作品を見てもらいたい」と呼びかけている。
27日(日)まで。入場は500円。高校生以下と18歳未満は無料。午前9時〜午後5時。火曜日休館。問い合わせは同館(電0265・94・3666)へ。
(写真は、上伊那地域の作家の作品が並ぶ展示会場)