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あす美篶ワインまつり 伊那の工房で魅力触れて

2025年6月20日


 伊那市美篶の食を楽しむイベント「美篶ワインまつり」が21日(土)午後3時〜6時、地元の伊那ワイン工房で開かれる。地域住民らでつくる実行委員会が初めて企画。工房で醸造したワインや地元事業所などの飲食物を販売する。
 ワインは自家醸造の6種類以上を用意。地元の契約農家が栽培したブドウで造る「美篶ワイン」が目玉で、キャンベル、ナイアガラなど3種類をそろえる。生食用品種のナガノパープルで造る赤ワインは、辛口ながら甘い香りで飲みやすい仕上がりという。
 飲食物はワインに合うつまみや焼き菓子、ジュースなどを並べる。市地域おこし協力隊員が作るジビエを使ったギョーザのほか、地元農家が栽培する旬の野菜も扱う。
 ワイン工房は2014年に開業。これまでは小規模ロットの委託醸造を中心にしてきた。地域に根差した商品を作ろうと、23年に美篶ワインの販売を始めた。当初はキャンベルのみだったが、今季から3種類に増やした。
 イベントは、住民らが美篶の食の魅力を知ってほしい—と計画。初回は地域で栽培、醸造されているワインを中心に据えた。実行委の村田純社長(64)は「美篶のワイン、食べ物、人に触れ、魅力を知る切っかけにしてほしい」としている。
 90ミリリットルのワイン6杯分とギョーザ、つまみのチケットをセットにした前売り券(2000円)を数量限定で販売中。ワイン6杯分のみの当日券(千円)も用意する。問い合わせはワイン工房(電0265・98・6728)へ。(写真は地元で栽培したブドウで造った「美篶ワイン」と、PR用のチラシを持つ村田社長)