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横綱の豊昇龍関が合流 荒汐部屋の下諏訪合宿
2025年6月18日
下諏訪町で行われている大相撲荒汐部屋の合宿に17日、横綱の豊昇龍関(立浪部屋)が合流した。幕下だった2019年にも下諏訪合宿に参加しており、本人たっての希望もあって6年ぶり2回目の来町。突然の横綱の登場に、稽古場に集った約300人はどよめき、稽古の様子を見守った。
豊昇龍関は、東京都内の荒汐部屋に度々稽古に出かけるなど交流がある。23、24両年も下諏訪合宿への参加を希望したが都合が合わず、「ことしはどうしても行く」と荒汐親方と約束していたという。前日まで長崎県内で立浪部屋の合宿に参加し、この日の早朝に都内を出て合流。18日まで参加する。
稽古の途中から合流し、ストレッチをしながら助言する様子も。申し合い稽古では、小結の若隆景関と6番取って4勝、前頭の若元春関とは3番取って全勝した。並んですり足で進む「ムカデ」や、そろってのトレーニングにも励み、時折笑顔を見せていた。
豊昇龍関は、横綱になって再来したことに「初めて来た時、いろいろ勉強になったし、楽しかったことがたくさんあった。温かく受け入れてくれた下諏訪の人たちに恩返しができた」と喜んだ。名古屋(七月)場所に向けて「熱い稽古で汗を流し、必ず良い成績を残したい」と意気込んでいた。
(写真は、若隆景関と相撲を取る豊昇龍関)