NEWS

髙天酒造に社歌 日本酒の良さを歌い上げる リピート山中さんが作詞作曲

2025年6月13日


 諏訪と縁が深い神戸市在住のシンガー・ソングライター、リピート山中さん(64)が、岡谷市銀座の髙天酒造の社歌「信州諏訪の酒『髙天』の歌」を作詞作曲した。同社の清酒「髙天」を題材にした曲で、11日午後に同社を訪れた山中さんが社員らの前で歌唱。「心を温める日本酒の良さ」を込めたといい、「皆さんに(曲を)愛してもらえたら」と話した。
 山小屋でのコンサートをライフワークの一つにしている山中さんは、八ケ岳の自然保護活動を通して岡谷エコーロータリークラブと縁を持ち、以降、同クラブの例会に度々招かれ、クラブ創立30周年に合わせてクラブ讃歌を提供するなど長年交流。クラブ会員の提案で「髙天」を題材にした楽曲制作の話が持ち上がり、実現した。
 完成した曲は「フォークソングと歌謡演歌の間」という曲調で、「悲しい時、うれしい時など人生のいろいろな場面に寄り添う酒」のイメージを表現。歌詞に登場する「髙天」は「名のごとくひときわ高く」高音で響かせるフレーズに仕上げた。
 同社の髙橋政幸会長(75)は「酒と人の心情をうまく結び付けて表現されている。とても良い曲」と喜び、同社ショップ店内や社内行事で流すなど、大切に活用したいとする。
 この日、ショップで開いたコンサートには同クラブの井口光世会長(65)も参加。曲の完成をみんなで喜び、関西の焼き肉の聖地というJR大阪環状線鶴橋駅(大阪府)の発車メロディーに使われている、山中さん自作のヒット曲「ヨーデル食べ放題」などをギターの弾き語りで楽しんだ。
(写真は、清酒「髙天」の歌をリピート山中さんと一緒に歌う社員ら)