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スズラン2種120万本入笠山で見頃

2025年6月13日


 富士見町と伊那市にまたがる入笠山で、スズランが愛くるしい姿を見せている。富士見パノラマリゾートの標高1780メートルにあるゴンドラ山頂駅近くの「入笠すずらん山野草公園」では、八ケ岳を背にドイツスズラン、入笠湿原にはニホンスズランが咲き誇り、来訪者を癒やしている。
 入笠山は群生地として知られ、山野草公園には20万本、入笠湿原には100万本あるとされる。ドイツスズランは、今月初旬に見頃に。ニホンスズランは8分咲きで、同リゾートは「来週にかけて満開になるのでは」と予想する。
 多くの観光客やハイカーらが、一帯を散策。12日に東京都から登山仲間と訪れ、カメラを向けていた女性(29)は「群生地があると聞き、ようやく見ることができた。小さくて、たまらなくかわいい」と笑顔を見せた。
 22日(日)まで、同リゾートでは「120万本のすずらん祭り」が開催中。期間中はゴンドラ往復券を購入した人に山野草の苗を進呈する。(写真は見頃を迎え、甘い香りを漂わせる約20万本のドイツスズラン)