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世界和太鼓打ち比べコンテスト 来月28、29日に岡谷で
2025年5月18日
全国の打ち手が技と力を競い合う「世界和太鼓打ち比べコンテスト」は6月28(土)29(日)両日、岡谷市カノラホールで開く。8月の市民祭「岡谷太鼓まつり」の先陣を切る大会で、今回は例年の団体の部に代え、地震や豪雨災害に見舞われた石川県の復興を支援する要素を組み込んで計画。30日(金)までは、既に定員いっぱいになった部門を除いて出場者を募集しており、太鼓まつりの「メーンステージ」で演奏できる最優秀賞を懸けて全国、世界の腕自慢がしのぎを削る。
大会は2000年のミレニアムを記念し、「日本一」とされる直径2000ミリの平胴太鼓を製作したのを機に市、岡谷商工会議所、市観光協会、市区長会の主催で始まった。
一人打ちの部は男子、女子、ジュニアのほか、45歳以上を対象にしたマスターズは新たに男子、女子に分けた。出場申し込みは、イベント案内サイト「ピーティックス」で受け付けている。
2日目に予定する石川県復興チャリティーコンサートは、これまでも大会に出場してもらったり、岡谷太鼓保存会を通じて現地の太鼓連盟に寄付したりと交流があることも踏まえて企画。国内、韓国からの出演者が演奏を披露する。会場に募金箱を置き、寄せられた善意を復興支援活動に寄付する。
このほか抽選会、キッチンカーなどのイベントも計画。大会を主管する岡谷太鼓まつり企画委員会の世界和太鼓打ち比べコンテスト部会、横山隼人部会長(46)は「当日は、祭りとはまた異なる競技太鼓を楽しんでいただけると思う。まだまだ復興には時間がかかる石川県を支援するためにも、多くの方に足を運んでほしい」と話す。
大会や出場申し込みなどに関する問い合わせは、岡谷商工会議所内の事務局(電0266・23・2345)へ。
(写真は、ポスターを手に開催をアピールする部会や事務局のメンバー)