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大型連休終盤 下諏訪町内観光地にぎわう
2025年5月5日
飛び石連休のゴールデンウィークも終盤に差しかかり、下諏訪町内の観光地がにぎわっている。4連休2日目の4日、諏訪大社下社や町営駐車場の周辺では、県外ナンバーの車やまち歩きを楽しむ人が多く行き交う様子が散見。八島湿原の駐車場も満車が続き、遅い春を迎え始めた大自然を楽しむ様子があった。
八島湿原では、ビジターセンター「あざみ館」前の駐車場が午前10時ごろから満車に。関東を中心とした県外車が次々と入り込み、岡谷下諏訪広域シルバー人材センターの会員が無線で連絡を取り合いながら誘導。同館には今季最高の437人が訪れたという。
冬の積雪が例年より少なかったことや、4月下旬の降雪、夜間に霜が降りるなどの天候条件が影響し、同館職員は「植物が例年よりかなり遅め。スミレがやっと咲いてきた」。それでも大自然は来訪者を喜ばせ、「海外に来たみたい」と感激する人や、「やっほー」と大声を響かせる子どもの様子があった。
首から提げたカメラを随所で構える人や、「コロコロ」と響くシュレーゲルアオガエルの声に足を止める人も。昨年の雑木伐採も功を奏し、園地のベンチに長時間座って心行くままに湿原を眺める家族連れもいた。
東京都と栃木県それぞれに分かれて暮らしているという親子3世代、6人で訪れた男性は「写真撮影を楽しみに来た。木道も整備されていて、前よりも眺めも良くなって気持ち良く散策できた」と満足気だった。(写真は次々と八島湿原を訪れ景色を楽しむ人たち)