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30種3万株 中部地方一の名所 つつじ祭りあすから

2025年5月1日


 中部地方一のツツジの名所とされる岡谷市川岸上の鶴峯公園で2日(金)から、恒例の「つつじ祭り」が始まる。飲食、物販の出店や岡谷太鼓の演奏などの催しも用意。見頃はまだ先だが、市商業観光課は「色とりどりに咲き、初夏の訪れを告げるツツジを見に来てほしい」とする。11日(日)まで。
 同園は、塩嶺王城県立自然公園の一部をなす市の都市公園。昭和初期に当時の川岸村が、ツツジ300株を購入したところ、業者の勘違いで貨車3台分が届き、村民が手分けして植えたという逸話が残る。現在は、約2万平方メートルに30種余りの約3万株がある。
 同課によると、4月30日時点で全体的につぼみが膨らみ、咲き始めた株もある。担当者は「連休後半には見頃を迎えそう。その前後でも、グラデーションを楽しめる」とアピールする。 
 祭りは市や地元三沢区、市観光協会などでつくる実行委員会が主催。期間中は露店が並ぶほか、協会が推奨する観光土産品のワカサギ、みそ、菓子、シルクソープなどの販売ブースを初めて設置する。6日(火=振替休日)には、熊野太鼓連など有志による岡谷太鼓の演奏が園内の「ふれあい広場」で楽しめる。
 入園無料。期間中の午前9時から午後6時までは、川岸スポーツ広場を臨時駐車場として開放する。普通車600円、マイクロバス1500円、大型バス2000円。
 問い合わせは同課(電0266・23・4811)へ。
 (写真は、チラシを手に祭りをPRする市職員)