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脱炭素社会へ デコツーリズムin諏訪湖始動へ式典

2025年4月27日


 諏訪、岡谷、下諏訪の3市町で取り組む「デコツーリズムin諏訪湖」のオープニングセレモニーが26日、下諏訪町の町営四ツ角駐車場であった。3市町の首長が集い、二酸化炭素(CO2)の排出抑制につなげる企画をアピール。5月1日(木)の開始を前に、住民の関心を引き寄せて協力を求めた。
 徒歩や自転車での移動、マイボトル使用を促してCO2の排出につなげる企画。抑制分をスマートフォン用アプリにポイントとしてため、地域内の事業所で特典が受けられる。昨年度まで諏訪市が単独で行ったが、共通の環境課題を抱える地域同士の連携で機運醸成を図ろうと、本年度から3市町に広げた。
 セレモニーでは、下諏訪町の宮坂徹町長が代表して「脱炭素社会は住民、事業者、行政全ての取り組みが不可欠で、一人一人の意識変革が重要。デコツーリズムは、地域を訪れる観光客も巻き込んだ事業。多くの皆様にご参加いただき、楽しく脱炭素に取り組みましょう」と呼びかけ。ガールスカウトの子どもたちと記念撮影に臨み、そろって「頑張るぞ、おー!」と意欲を示した。
 この日、特典を受けるために必要なアプリ内のコミュニティー「諏訪湖」も公開。首長たちは、特定イベントでQRコードを読み込んで得られる「ダイヤモンドポイント」、マイボトルの使用による「脱炭素ポイント」の取得を体験し、御田町商業会の店舗に赴いて特典に引き替える実演もした。
 デコツーリズムin諏訪湖は、8月を除いた11月30日(日)まで。特典は、3市町の飲食店や宿泊、温泉施設、菓子店など計30事業所がスポンサーとして用意している。(写真は企画への意気込みを見せる首長ら)