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万治の石仏クッキー与論島で販売

2021年9月30日

クッキー与論島で210929
 下諏訪町中央通りにあるフレール洋菓子店の「ヨロン島帰りの万治の石仏クッキー」が、鹿児島県奄美群島の一つ、与論島で販売されるようになった。奄美の黒糖を生地に練り込み、茶色にして日焼けした装いを表したのが特徴。現地で販売することを目標に掲げて昨年1月に商品化。ようやく実現し、店主の宮坂恵一さん(45)らが喜んでいる。
 発端は、奄美の物産を移動販売し下諏訪と奄美の架け橋をつくろうと活動する「つなぐばとん」代表、白井千智さん(48)=湯田町=からの提案。焼き菓子は白井さんの知人を通じて与論島の土産店に置き、今月から販売しているという。宮坂さんは「作った当初からの目標だった。コロナでなかなか進まなかったが、やっとの思い」と話す。
 白井さんは「与論島でクッキーを買った人が、万治の石仏のこと、下諏訪のことをネット検索し、知ってくれることになるといい」とし、「下諏訪にはリンゴやカリン(マルメロ)など、奄美にない物がある。今後も、地域の事業所に協力してもらい、下諏訪のことをアピールするための商品を作り、奄美で販売されていけば」と、広がりに期待する。
(写真は、与論島で販売する万治の石仏クッキー)