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みなみ温泉31日で営業に幕 利用者「さみしくなる」

2019年12月21日

みなみ温泉閉場191220
 下諏訪町第三区が管理運営する西四王のみなみ温泉は31日(火)、半世紀の営業に幕を下ろす。建物は老朽化が激しいため利活用せず、ゆくゆくは取り壊す方針。利用者からは閉場を惜しむ声もあるが、同区は「公衆浴場としての使命は終えた」とする。最終日は1時間前倒しの午後9時で営業を終える。
 同区が管理する温泉は、線路北側に菅野温泉があるのに対し、南側への設置を求める住民要望で1966年に設置。建物や設備の老朽化と、入浴者の減少が続き、同区によると、ピーク時には1日平均約300人いたという入浴者は、今では70人ほどに減っている。
 こうした現状を受け、朝晩のみの短縮営業や人件費削減などに努めてきたが、赤字が続いていた。閉場は数年前から議論を重ねてきた経緯があり、最終的に6月の区議会で決まった。
 温泉は、湯口の温度が50〜55度と、神経痛や冷え性などに効果があるというやや高めの湯で、昔ながらのタイル張りの円形浴槽が来場者を癒やしてきた。月の半分は星が丘から訪れていたという常連の会社員男性(62)は「小学生の頃から親に連れられてきた。背中を流し合ったり、あいさつしたり、交流の場だった。さみしくなる」と話していた。
 入浴時間は午前の部が5時半〜10時、午後の部が3時〜10時(最終日は9時)。
(写真は、31日で営業を終えるみなみ温泉)