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聖光寺で夏季大祭

2017年7月19日

聖光寺の火渡り
 交通安全観音堂として知られる奈良薬師寺別院、蓼科山聖光寺(松久保秀胤住職)の夏季大祭が17、18両日に茅野市の同寺行われ、全国からの大勢の参拝者でにぎわった。
 トヨタ自動車関係諸会社が施主となり建立された同寺は、交通安全祈願、交通事故遭難者の慰霊、負傷者の早期快方祈願を三大寺命としている。17日は家内安全などを祈る紫燈大護摩(さいとうだいごま)と火渡りに続き、21人の稚児行列や灯籠をともす萬燈会(まんとうえ)で交通物故者を供養した。
 紫燈大護摩では修験者(山伏)が経を唱えながら大火に護摩木を投げ入れ、所願成就を祈願。火渡り式では、子どもも含む参拝者らが列を作り、御幣を握りながら炭の道をはだしで歩いて健康無事を祈った。
 大祭には、薬師寺との縁で初めて訪れたというテノール歌手の秋川雅史さんも参列。火渡りを終え、「最初はどんなに熱いかとどきどきしたが、案外大丈夫でほっとした。世の中が少しでも良くなるように願いたい」と話していた。(写真は、はだしで火渡りをする子ども)