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辰野町と鋸南町 友好の証しで桜植樹

2019年3月21日

友好30周年記念植樹ネット1
 友好都市提携から30周年を迎えた辰野町と千葉県鋸南(きょなん)町は20日、荒神山公園で記念植樹をした。節目の記念事業の一環で、鋸南から白石治和町長ら9人が来町。武居保男町長が桜の苗木の寄贈を受け、両町の町長と議会議長で引き続きの友好を願って植えた。
 両町の友好関係は青年会のつながりが縁で始まり、1989年に提携を結んだ。以来、イベントでの物産展や駅伝大会出場などを続けて交流。記念事業では一足先に今月上旬、辰野側が町民参加を募って鋸南町を訪れ、河津桜が満開の佐久間ダム公園に苗木を植樹した。
 武居町長は「行政や産業、教育と幅広い分野でお付き合いいただき、今後も交流の絆を深め、末長く続くよう願っている」と歓迎のあいさつ。20周年記念でも桜を植え合っており、白石町長は「桜、人とのつながりで交流が一層深まるとありがたい」と応じた。
 苗木は「思伊出(おもいで)桜」「白山旗桜」と、辰野にゆかりのあるとされる「里原」の計11本。20周年記念植樹での河津桜が育つパークセンターふれあい前には思伊出桜を選び、土をかぶせた。ほか10本はため池「たつの海」の周辺に職員で植え付けた。
 6月の辰野ほたる祭りには、鋸南側がツアーを組んで訪れる計画という。白石町長は「当時の青年会も予約を取ったと聞き、思い出のある交流ができると思う」と話していた。(写真は思伊出(おもいで)桜の苗木を植樹する両町の町長と議会議長)