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留学生4人 書で交流 書き初め大賞受賞者らと

2019年2月26日

書道で交流

 市民新聞グループ(7紙)は24日、主催する「書き初め大賞」の関連イベントとして「書で国際交流」を岡谷市中央町のイルフプラザカルチャーセンターで開いた。大賞受賞者と4人の外国人留学生が触れ合いを楽しみつつ、うちわに思い思いに字を入れた。
 イベントに先立ち、書き初め大賞の審査常任委員長で書家の吉澤大淳さんは「東京オリンピックを前に日本に注目が集まる中、世界に日本の伝統文化を発信し、交流が生まれれば」とあいさつした。
 諏訪市豊田の長野国際文化学院で日本語や文化などを学ぶ中国、フィリピン、スリランカからの留学生4人が参加。受賞者と向かい合ったり隣同士になったりして座り、手本を見ながら慎重に筆を進めた。何度か練習して心を決めてから本番のうちわに取り掛かり、書き上がると笑みを浮かべた。
 留学生の隣で書いた岡谷東部中学校2年の大澤葵心(りこ)さん(14)は「中国の方の字や日本語がすごく上手でびっくりした。6年間書道をやっているが、今後は書道パフォーマンスなどで国際交流をしてみたい」、中国からの留学生、チョウ・セイさん(34)は「日本文化が好きで、世界に広めたい。書道などをやっていれば日本人とも仲良くなれるかなと思う」と話していた。
 この日は出展者に、審査員が直接アドバイスするギャラリートークも併せて行った。(写真は、受賞者らと一緒に書道に挑戦する留学生)