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茅野市内で「リゾートテレワーク」体験

2019年1月20日

*リゾートテレワーク体験
 休暇と仕事を両立する新しいライフスタイル「リゾートテレワーク」を体験するイベントが18、19両日、茅野市コワーキングスペース「ワークラボ八ケ岳」などで開かれた。同ラボ指定管理者の構成員である森ビル(本社・東京)が県の補助金を受けて企画。都内に拠点を構えるアパレル企業から5人が参加し、勤務時間はラボで会議を、終業後や週末は地元との交流やアクティビティーを楽しんだ。
 リゾートテレワークは、旅先にいながら必要な時間だけインターネットで会議に参加したり、業務をこなしたりする新しい働き方。旅行の機会や滞在時間が増えたり、連休が取りやすくなる利点がある。県は交流人口の増加などを目的に、本年度からモデル地域(軽井沢町、茅野市、白馬村)でリゾートテレワークの推進に取り組む民間事業者を公募し、補助金を交付する事業を始めている。
 体験に参加した企業は18日朝に特急あずさで茅野に到着。午後5時までラボの会議室でチームミーティングや本社とのテレビ会議を行った後、市郊外のリゾートに直行して地域住民と触れ合いながら地元食材を味わい、休日の19日は雪山ハイキングと乗馬を満喫した。 
 参加した従業員(39)は「環境が変わるとモチベーションが上がり、リラックスした状態になることで仕事内容にも良い影響が出ると感じた。仕事終わりにそのまま休暇に入れるのがうれしい」と話した。
 同ラボでは「茅野は身一つで来ても仕事ができる環境があり、都心から特急で2時間という立地の良さもある。周辺には多様な観光エリアが点在し、手軽に休暇を取るには適している」とし、都市部の企業などに積極的に情報発信していく考えだ。
 体験イベントは24(木)25(金)両日に「下諏訪コース」があり、別の1社が参加予定。同ラボでテレワークを体験した後、諏訪大社や下諏訪温泉、酒造巡りを行う。
(写真は、ワークラボ八ケ岳で施設の説明を受ける都内企業の従業員)