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「SUWAプレミアム」新たに認定品

2018年4月21日

0420SUWAプレミアム新製品
「SUWAプレミアム」認定品に家具
  国産材の自然な姿椅子や膳に
  小島屋「森で見た迫力を表現」

 諏訪の技術力を生かした多彩な製品が集まる地域ブランド「SUWAプレミアム」の認定商品に、初めて家具が加わった。家具製造の小島屋(岡谷市、小島俊明社長)が国産の木材で作った「小椅子シリーズ」などで、きょう21日から、SUWAガラスの里(豊田)内の公式ショップで販売を始める。
 小島社長(40)が作る家具は、虫食いの跡や節がある材も用いるのが特徴。小島社長は「森で立ち木を見た時の迫力を表現するため、あえて積極的に使う」と話す。
 小椅子シリーズは、栗や桜の木で作ったキッチン用の椅子(高さ66・6センチ)、小椅子(同44・4センチ)、座椅子(同11・1センチ)の三つ。座面は、防水加工を施した紙ひもを編んで作り、四隅は升のように木を組み合わせた。価格は5万5千〜9万円で、仕様や仕上げによって異なる。
 このほか、「食べる時の所作が美しくなるように」との思いを込めた「お膳」(2万5千〜5万円)と、上質な天然木曽ヒノキを用いたまな板(1万5千〜2万円)も認定された。いずれも人工の着色料などは一切使わず、元々の素材の色を生かしている。まな板は、6月ころの販売を予定する。
 審査会は今月9日に開き、丸安精機製作所(豊田)の自社ブランド「ローレッツ」の商品第2弾となる、「LBPシリーズ」のボールペンも認定。アルミニウム製の外装に、細かい凹凸を刻み込む「ローレット加工」を施し、インクカートリッジを除くインナーパーツも自社で加工している。同社の長峰偉紘取締役(32)によると、発売は5月中を見込み、2万7千円(税別)。公式ショップのほか、都内や大手通販サイトでの販売も視野に入れている。