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国道20号バイパス 「塩嶺大橋」開通式

2017年10月15日

HP塩嶺大橋開通テープカット
 岡谷市の国道20号に「塩嶺大橋」を新設するなど、国土交通省が下諏訪・岡谷バイパス事業として進めてきた同線の改良区間(第3工区)が14日、通行可能となった。地元岡谷市はこの日、現地で開通式を開催。市や下諏訪町、事業主体の長野国道事務所関係者ら約100人が出席し、安全安心で円滑な交通の確保、地域経済の発展などを願った。
 主催者を代表して今井竜五市長は「この日を迎えられたのは、事業に関わる全ての方の尽力のたまもの」と感謝し、「塩尻峠の整備改良はこれで約半世紀をかけて完成した。十分に利用して、この地域の発展につなげてほしい」と期待を込めた。
 岡谷北部中学校の吹奏に続き、関係者がテープカットとくす玉割り。岡谷らしく木やりと太鼓が響き渡る中、出席者が歩いて渡り初めをして一大事業の完了を喜び合った。
 改良の歴史は1958年から現道舗装を主体に始まり、第3工区(延長800メートル)は2008年度に着工した。2カ所あった「大曲がり」を回避する線形に改良し、走行車線や登坂車線、歩道など全幅13.5メートルを確保。塩嶺大橋は市内の一般道で最大級の橋になる。
 国道事務所によると、今後は12月ころまでに残る現道との接続部分の工事を終え、その後は、現道を市道として市に移管する予定という。
(写真は、開通を祝うテープカット)