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清走中 カヤックでごみ拾い 親子ら諏訪湖で回収

2021年9月24日

清走中
 ごみ拾いをゲーム感覚で楽しむイベント「清走中」が23日、諏訪市沖の諏訪湖などで開かれた。市内では7月に続き2回目の開催となる今回は、新たにカヤックに乗りながら諏訪湖のごみを回収。親子ら12人が出艇し、約60キロを拾い集めた。
 清走中は大分県の大学生、北村優斗さんが、長野高校の2年生だった時に、テレビ番組「逃走中」と融合させて発案し、県内各地で開いてきた。今回は、北村さんが勤めるベンチャー企業「Gab(ガブ)」(東京都)が主催した。
 参加者は湖岸通りの紅やマリーナからカヤックを出艇し、沖に出て石彫公園周辺の湖上でごみを収集。発泡スチロールやペットボトル、瓶、缶などを乗せて漕ぎ進んだ。中にはタイヤも見つかり、全て湖岸まで運んだ。
 市内から親子3人で参加した母親は「家庭ごみが多く、一人一人の心掛けが大切だと実感した。子どもたちも宝探し感覚で楽しみ、大きなごみを見つけると喜んでいた」と話していた。
 カヤックによるごみ拾いは10月3日(日)にも行う。北村さんは「欧州ではカヤックを使ったごみ拾いは人気。アフターコロナに向けた諏訪湖のアクティビティとして誘客したい。更に長野県発のイベントとして、全国へ展開していきたい」と話していた。(写真は、湖に流れ着いたペットボトルやプラスチック破片などを拾い集めながらカヤックを進める参加者)