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伊那でバラ祭り開幕 山と市街地を望む丘に3000株

2021年6月7日

HP210605バラ祭り開催
 伊那市高遠町、しんわの丘ローズガーデンの「バラ祭り」が5日から始まった。好天に恵まれた初日は、開催式や昨年中止した「ばら制定都市会議in伊那」の関連事業・バラオーナーの記念植樹などが行われ、散策しながら花を楽しむ人の姿も多く見られた。
 川崎市に本社がある伸和コントロールズが現地にローズガーデンを造成、2005年に当時の高遠町へ寄贈した。同社はその後も多額の寄付を続けており、バラによる市内の地域振興にも貢献している。
 現地は遠くに中央アルプスの山並みを望み、眼下には市街地が広がる絶好のビューポイント。約10000平方メートルの敷地に約270種類、3000株のバラが植えられ、この時期と毎年10月上旬、見頃を迎えるという。
 開催式で白鳥孝市長は「再来年5月には仕切り直しで、ばら制定都市会議をこの場所で行う。全国から足を運んでもらえることを期待している」とあいさつ。バラ祭り実行委員会の中川泰会長が「森林浴ならぬバラ浴。花のシャワーで新型コロナの閉塞(へいそく)感を打ち破ってほしい」と開催宣言した。
 バラ祭りは27日(日)まで。期間中はバラの苗木販売なども行う。開園時間は午前9時〜午後4時。入園料は無料だが、祭り開催期間中は協力金として大人300円、小中学生150円を徴収する。問い合わせは伊那市役所商工観光部高遠商工観光課(電0265・94・2556)へ。
(写真は、絶好のロケーションの中での開催式)