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マンホールカード人気 県外収集家も多く追加発注

2021年3月6日

210305マンホールカード好調・新
 岡谷市が初めて作った「マンホールカード」の配布が順調だ。市花ツツジを色鮮やかにあしらった下水道マンホールぶたを図柄に採用し、昨年11月から希望者に無料で渡す。2月末時点の集計で1752枚を配布し、最初に発注した2千枚が終わりつつある。市水道課は「県外の人が多く、想像以上の反響に驚いている」と話す。
 カードは、国土交通省や日本下水道協会などでつくる下水道広報プラットホームと自治体などが共同製作。現在は557自治体の717種が発行されている。全国的に注目が集まる中、職員の提案を受けて市も配布することにした。
 同課によると、11月だけで1482枚を配った。12月は110枚、1月は75枚、2月は85枚と数は落ち着いたものの、一定の需要がある。受け取ってアンケートに回答した1750人のうち、半数以上の922人が県外とした。「デザインがきれい」などと話す人もいたという。
 平日は市役所4階の同課窓口、土日、祝日は岡谷蚕糸博物館でいずれも午前9時から午後5時まで配布する。同課窓口には、マンホールぶたの設置箇所を示す地図も置く。昨年12月にはカードを追加発注した。
 同課の担当者は「下水道事業に関心を持ってもらうことが狙いだが、県外の人に岡谷をPRすることにもつながっていると感じている。コロナが落ち着いたら市内に足を運んでもらえれば」と期待する。
(カードを配布している市役所水道課窓口)