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良い新年へ心を込めて〜諏訪大社上社注連縄奉献会がしめ縄製作、奉納〜

2020年12月7日

上社しめ縄作り
 諏訪大社上社注連縄奉献会は6日、諏訪大社上社の鳥居などに取り付けるしめ縄を作った。地元3地区から約110人が参加。参拝者が気持ち良く新年を迎えられるよう、心を込めて6本を奉納した。
 同会は1992年の御柱祭を機に、下社のしめ縄奉献にならって諏訪市中洲神宮寺、茅野市宮川の高部、小町屋の有志で結成。毎年12月の第1日曜日に奉仕を続けている。
 しめ縄は本宮用と前宮用に3本ずつ製作。最も長い前宮大鳥居用は玉縄150本を使い、長さ22㍍、太さ最大約20㌢に仕上げた。本宮の塀重門用は真ん中を太くするため、1.5㍍から18㍍まで7種類の長さの玉縄を使用して作った。
 作業前には、神事と木やり一声で氏子の心を一つに。「よいさ、よいさ」と声を掛け合いながら、軽トラックの荷台に付けた車を回して手際良く縄をよりあげた。取り付けも同日中に行った。
 小池幸夫会長(72)=茅野市宮川高部=は「ことしは(新型)コロナ(ウイルス感染)に振り回された1年だったが、来年はみんなが穏やかに過ごせるように願いを込めて奉納したい」と話した。
 (写真は、「よいさ、よいさ」息を合わせてしめ縄をよる氏子ら)