NEWS

地域知り街に愛着 「文化の日」施設無料開放

2020年11月4日

HP201103文化の日無料開放
 「文化の日」の3日、岡谷市教育委員会は岡谷美術考古館と旧林家住宅、旧渡辺家住宅を無料開放した。新型コロナウイルス感染症に伴い、近場で観光を楽しむ「マイクロツーリズム」が注目される中、来場者らは建物内の見学や展示物の鑑賞を通して岡谷の歴史や文化に触れ、街への愛着を深めていた。
 御倉町にある国重要文化財で、明治時代の製糸家・林国蔵の居宅として知られる旧林家住宅では、開場と同時に来訪者の姿が見られ、居宅内を華やかに彩る「金唐革紙」を使った天井、現代とは趣が異なるガラス戸、商談が行われた応接間などを見て回った。
 来訪者のうち、八十二銀行岡谷支店(銀座1)はコロナ禍による移動自粛を受け、例年この時期に行う日帰りのバス旅行に代えて同住宅と岡谷美術考古館での研修を計画したという。同住宅では職員31人が2グループに分かれ、説明員の案内で居宅内を巡った。
 職員らは、「金唐革紙」は欧州で作られた金色の装飾革「金唐革」に、日本の擬革紙の技術が合わさって生まれたことや、主家の欄間は諏訪大社などと同じ立川流の彫刻であることなどに熱心に耳を傾けていた。
 片桐伸介支店長は「地元の歴史に関わる施設を見れば、更に地域のことを知って職員も岡谷をより好きになると思う。職員同士でコミュニケーションを図り、得た知識を日頃の業務でも生かしてもらえたら」と話した。
 (写真は、説明員の案内で見学する旧林家住宅の来場者)